ドローンを正しく使おう

ドローンと最新の映像表現

近年、海外ではドローンを使った映像撮影が注目を集めている。

 

 

 

 日本でドローンと言えば、迷惑な若者が立ち入り禁止区域で飛ばして、地元の人に不快がられる程度のイメージしかないが、海外では特に映画などの映像制作を行っている人達から、その有用性を高く評価されている。

 

 

 

 実際に、有名作品の撮影にも使用されており、例としては2015年に公開された映画『007 スペクター』や、日本ではスターチャンネルで放送されている有名海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』などがある。

 

 映画やドラマの場合、ドローンを使った撮影は、特にアクションシーンと相性がよく、高い臨場感と迫力のある映像を、手軽に撮影することが出来る。

 

 

 

 こうした大手の映像製作会社だけでなく、ドローンは個人やインディーズで活動している人たちにも恩恵がある。何故なら、ドローンは非常に安価だからである。

 

 

 

 わかりやすい例が空撮である。今まではヘリ等の航空機をわざわざチャーターして撮影しなければならなかったものが、今ならドローンを使って安く、手軽に、一人で撮影することができる。勿論、ドローンの操作を覚える必要があるが、簡単な街の空撮程度なら、難しい事ではない。

 

 

 

 事実として、youtubeなどの動画配信サイトには、こうしたドローンを使った映像作品が数多く投稿されており、評価を集めている。

 

 その臨場感と迫力に溢れた映像は、昔ならそれなりの予算と機材が無くては作れないようなものばかりであり、一見の価値がある。

 

 

 

 私が見た作品の中で印象深いのは、映画『スターウォーズ』の空中戦のシーンを、ドローンとフィギィアを使ってそれっぽく撮影した動画だ。

 

 映画でおなじみのカメラワークが随所に見られ、クリエイターの原作への愛と創意工夫に溢れた作品だった。

 

 

 

 このように、海外では非常に注目され、利用も進んでいるドローンだが、日本ではこうした話題を殆ど聞かない。

 

 ドローンが利用された話題と言えばば、せいぜい災害などの報道か、あとは迷惑行為であるとか、そうした行いを防ぐための法規制の話題ばかりである。

 

 

 

 個人的な意見としては、こうしたドローンに対する悪いイメージだけが先行している状況は残念である。

 

 近年、日本の映像表現は、海外作品に予算などの都合で水を開けられ始めている状況である。

 

 そうした中で、低予算で迫力ある映像を撮影できるツールが身近にあるのに、イメージからそれを利用しづらい状況があるのは、日本の映像業界にとって不幸なことだと私は思う。